避難所の開設・運営計画づくり

避難所の開設計画を、
平時のうちに。

配置図、開設の手順、備品の一覧、施設のカルテ。
避難所ごとの計画を少ない手間でつくり、紙で出し、訓練で使い、担当が替わっても残します。

Mirara は、自治体の職員が PC やブラウザで使う、避難所の計画づくりの道具です。いま開発中で、実証に協力いただける自治体を募集しています。

Mirara の画面。見本小学校 体育館の配置を 3D で表示し、左に「たしかめる」の 5 項目がすべて合格、右上に収容 78 人・計画 70 人・充足と出ている
開発中の画面です。避難所名や数字は見本(架空)のものです。

困りごと

準備がないまま、開設の日が来る。

国の取組指針は、避難所ごとの配置図を前もって作っておくよう求めています。

  • 配置を決めないまま、人が入ってしまう。

    先に居場所が決まると、あとから区画や通路をつくり直すのは大きな手間です。

  • 初めて来た人には、鍵も備蓄の場所も分からない。

    開設に駆けつける職員が、その施設を知っているとは限りません。

  • 交代や異動で、やり方が人によって変わる。

    計画が人の頭の中にあると、次の人へ引き継げません。

  • 目安を、自分の施設に当てはめる時間がない。

    1 人あたり 3.5 ㎡と知っていても、図面の上で数えるのは手間です。

できること

Mirara がすること

つくる

図面の画像か、名前と広さから避難所を登録します。入口や搬入口、屋外トイレへ出る側、配慮が必要な人の数などを聞き取ると、受付、居住の区画と通路、物資、要配慮者やペットの場所を置いた下書きができます。仕上げるのは人です。AI は聞き取りと図面の読み取りを手伝うだけで、AI を使わなくても同じ下書きができます。

「聞き取りから下書きを作る」の画面。左に AI との聞き取りのやりとり、右に計画の人数 100 人、要配慮者 6 人、入ってくる出入口 A などの記録
聞き取りの記録は右側に並び、確かめて直せます。

計算で確かめる

国の取組指針がスフィア基準に沿って示す「1 人あたり最低 3.5 ㎡」で、区画ごとに入る人数を出します。計画の人数が入りきるか、トイレの数は足りるか、非常口まで通れる道があるかも計算し、通れない所は図の上に線で示します。

「たしかめる」の欄。居住面積、計画人数ぶんの居住枠、トイレの数、消火器までの距離、非常口への通路の 5 項目に合格の印 AI のメモ。計画を 100 人にすると下書きには 78 人しか入らず、22 人ぶん足りないと指摘している
足りないときは、何人ぶん足りないかを示します。

紙にする

配置図、開設の手順、備品の一覧、施設カルテを「開設セット」として印刷します。人数や場面ごとに案を分けても、早見表をつけて 1 冊にまとめられます。停電しても、通信が止まっても、紙があれば開設できます。

印刷した開設セット。配置図、開設の手順、施設カルテの 3 枚が重なっている
配置図、開設の手順、備品の一覧、施設カルテ。版の番号と確かめた人の名前が入ります。

残す

施設カルテには、鍵のある場所と開けられる人、備蓄の場所、電気や水のこと、使ってはいけない場所を書いておけます。現地で確かめた計画は「確認ずみ」にして、確かめた人の名前と版の番号を紙に残します。

施設カルテのカード。鍵のある場所と開けられる人、施設の連絡先、備蓄のある場所、電気・明かり、水、使ってはいけない場所、気をつけることの欄 「確認ずみにする」の窓。確かめた人の名前を入れる欄に「防災課 山田」
鍵や連絡先はカルテの中だけ。AI にも VR ゴーグルにも送りません。

VR ゴーグルでも

同じ計画を、VR ゴーグルの Meta Quest 3 で実物大に見ることもできます。

目線の画像は、Web 版の 3D を人の目の高さから見たものです。

入口から見た体育館の中。段ボールの間仕切りと簡易ベッドが並び、奥にステージが見える
Meta Quest 3 の本体
Meta Quest 3VR ゴーグル(ヘッドセット)

使い方

使い方の流れ

  1. 01
    避難所を登録する
  2. 02
    聞き取りから下書きをつくる
  3. 03
    直して、計算で確かめる
  4. 04
    開設セットを印刷する
  5. 05
    現地で確かめて「確認ずみ」にする
  6. 06
    訓練で使い、気づいたことを計画に戻す

Mirara の約束

  • 確かめた人が残る

    確認ずみの計画は、確認を外さないと直せません。紙には版の番号と、確かめた人の名前が出ます。

  • 停電でも紙で動く

    Windows 版と VR は、インターネットがなくても動きます。いざというときは、印刷した開設セットで動けます。

  • 鍵や連絡先は送らない

    施設カルテの鍵や連絡先は、AI にも VR ゴーグルにも送りません。

  • 計算できることだけを出す

    「最適」とは言いません。数字には、もとにした目安を添えます。

実証プログラム

まず 1 施設から、一緒に。

対象
体育館などを指定避難所にしている自治体
一緒にやること
避難所の登録と配置の下書き、計算での確かめ、開設セットの印刷、訓練や確認会での使用、職員向けの説明。希望があれば、VR での確認会も行います。
期間
3 か月ほど。始める時期はご相談のうえ決めます。
費用
実証のあいだ、利用料はかかりません。
お願いしたいこと
図面と寸法、施設の写真があればその写真、職員と施設の管理者への聞き取り、訓練での記録
記録すること
計画づくりにかかった時間、訓練で紙のとおりに開設できたか、見つかった直し
施設の情報
鍵や連絡先は、庁内の PC の中だけに置く使い方も選べます。

開設の日が来る前に、
計画を一緒につくりませんか。

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